しっかり知っておきたい!ファスティングの「好転反応」
そのイメージの大半は、「好転反応」による影響が大きいかもしれません。
ファスティング経験者の方なら、好転反応に苦しんだ方も多いのではないでしょうか?
未経験者の方からするとファスティングって未知の世界ですよね。
好転反応ってどんなもの?ファスティングって辛い?など疑問や不安に思うことはたくさんあるかもしれません。
でも正しい知識を持っていただくことで、不安や疑問を払拭し安心してファスティングに取り組むことができます。
それがファスティングの成功、自身で健康をマネジメントすることに繋がっていくというわけです。
今回は特に、ファスティング中に起こる症状「好転反応」について詳しく掘り下げていきます。
目次
- ○ 好転反応って一体何?
- ・どんな症状なの?
- ・体調不良とは違うの?
- ・どのタイミングで、どれくらい続くの?
- ○ 好転反応が起こりやすい人・起こりにくい人は?
- ・好転反応が起こりやすい人は?
- ・好転反応が起こりにくい人は?
- ○ 辛い症状も一時的なもの!
- ○ 好転反応を軽減する方法は?
- ・①準備食期間を長めに設ける
- ・②日常の食生活を見直す
- ・③好転反応が起こった場合の対処
- ○ まとめ
好転反応って一体何?
好転反応とは「状況が良い方へ向かう最中に起こる反応」のことです。
ファスティング中は、体にとって非日常の体験です。
ですから、この時点で”いつもと違うことが起こってもおかしくないという前提”をお持ちいただくことも大切です。
好転反応が起こる原因は、ファスティングの恩恵の1つ「デトックス作用」と関係しています。
長年蓄積された老廃物や毒素を排出してくれるのですが、体外に出る前に、一旦血液中に流れます。
この時に体に起こる反応のことなのです。
どんな症状なの?
好転反応の症状は、様々な形であらわれます。
主には、頭痛・吐き気・目まい・眠気・倦怠感などが挙げられます。
しかし症状の有無、症状の度合い、出るタイミング、治まるまでの期間に関しては個人差があり、千差万別なのです。
だから「一概に○○です!」ということは言えません。
年齢、性別、身長、体重、生活習慣、日常の食生活などそもそもバラバラだからです。
人間というカテゴリーでは同じでも、人それぞれが持つバックグラウンドが全く違うからです。
ですから、全く好転反応が起こらずにファスティングを快適に終えられる方もいますし、逆に重度の好転反応に悩まれる方もいるのです。
体調不良とは違うの?
よく「体調不良かな?」と感じてしまうこともありますが、
そもそもファスティングは”体内をリセットし様々な症状を改善すること”を目的に行うものです。
それにも関わらず、安易に体調不良だと捉えてしまうことがおかしな話なのです!
「体調不良」と「好転反応」は、症状が似ていたとしても言葉の持つ意味合いが真逆といっていいほど違います。
”ファスティング中は好転反応が起こる”ということを、しっかり理解する必要があります。
体調不良と勘違いしてしまったがために、失敗に繋がってしまうことも多いのです。
どのタイミングで、どれくらい続くの?
好転反応が起こるタイミングは、ほとんどはファスティング期間中の初期段階でしょう。
一般的に1日~2日、長くても3日程度で治まります。
ただ、あくまで基本的なことなので例外はあるかもしれません。
飢餓状態になるとグリコーゲンとして蓄えられた糖質が使われますが、それが無くなるまで続きます。
ということは、普段からお菓子や甘いもの(特に白砂糖)をよく摂取していたり、依存していたりする人は要注意です。
かなり重度な好転反応を覚悟してもらった方がいいでしょう😢
好転反応が起こりやすい人・起こりにくい人は?
前述していますが、あくまで人間の体は人それぞれなので起こりえる反応や症状も様々です。
好転反応が起こりやすい人は?
簡単に説明すると、体内に老廃物や毒素がたくさん溜まっていて不健康な状態な人です。
排出しなければならないもの、体にとって不利益なものがたくさんあるということなのです。
もし「自分は健康だ!」と思っていても、好転反応が起こるメカニズムから考えると、「不健康である」と考えるべきなのです。
ということは、「生活習慣や食習慣の悪い人」が起こりやすいと考えられます。
①糖質(白砂糖)を日常で頻繁に摂取している
②動物性のものを日常で頻繁に摂取している
③脂っこいものを日常で頻繁に摂取している
④喫煙、飲酒が日常化している
⑤栄養バランスの偏った食生活になっている
上記に1つ以上当てはまる人は要注意です!
特に初めてファスティングに取り組まれる方だと
重度な好転反応を伴うと思ってもらって良いでしょう。
でも安心してください。
いずれにせよ短期間で治まるはずですし、これを乗り越えるだけでファスティングのもつ様々な恩恵が得られるのです。
好転反応が起こりにくい人は?
生活習慣や食習慣に問題(偏り)がない人ほど、好転反応は起こりにくいといえます。起こったとしても軽度です。
それだけ体内では問題といえる症状がなく、老廃物や毒素が大して溜まっていないと考えられるからです。
ファスティングを複数回やっておられる方もそうだといえます。
実際、僕自身も数々のファスティングに取り組んできましたが、始めた頃は重度の好転反応を味わうこともありました。
でも回数を重ねていくうちに、食生活が大幅に改善されたことで今はほとんど好転反応が起こることはありません。
何かあるとすれば空腹感だけです。
その空腹感も耐えがたいようなものではなく、「ちょっとお腹が空いているな~」と思うくらいのものなのです。
ちなみに空腹感は何回ファスティングをやっても感じます。笑
辛い症状も一時的なもの!
一般的な症状、病状の改善で特に馴染みが多いのが「投薬」です。
これは好転反応が起こらない代わりに、副作用や副反応を必ず伴います。
投薬はとにかくその場面に特化した修復作業であり、根本を解決することとはかけ離れています。
いわゆる対症療法と呼ばれるものですね。
反対に「ファスティング」は、病気の原因を食生活や精神に求め、食生活を改善し有機的な繋がりから体調を整える治療法です。
いわゆる根本療法、原因療法と呼ばれるものです。
なので「ファスティング」は、「投薬」のように"その瞬間"に何かを改善するものではありません!
ファスティングは自分の体が持つ能力を最大限に発揮し、根本から改善していきます。
だからその分時間や痛み(好転反応)を伴うという風に考えていただいても分かり易いかもしれませんね。
好転反応を軽減する方法は?
事前準備として好転反応を軽減することに努めるか、
好転反応が起こったときに対処をするかの二択です。
①準備食期間を長めに設ける
一般的な準備食の期間は2日が主流です。
これを3日~5日に引き伸ばしていただくと、断食期間はあまり重度な好転反応は起こりにくいと考えられます。
僕自身も5日にした時はすごく快適でした。
準備食期間に入る手前から1日1食で数日過ごせたりすると効果バツグンです!!
②日常の食生活を見直す
栄養バランスと適切な食事量になっているかを見直せると、好転反応の軽減に繋がるでしょう。
個人的にはファスティングを終えてから、自然に食生活を改善する方が無理がなく出来るように感じています。
日頃から気を付けられる人は、おそらくその時点で何ら問題がないとも言えますからね…笑
③好転反応が起こった場合の対処
・水や専用ドリンク(発酵ドリンク)を多めに摂取する
・マグネシウム(液体)を摂取する
・仮眠をとる
などで緩和されることがほとんどです。
それでもどうしても「辛い」と感じる場合は、無理せずに中断することも視野に入れながら取り組んでください。
無理して続ける必要はありませんし、また再度トライすれば良いだけの話です。
ちなみに僕は「気合と根性で乗り越えろ!!」タイプですが。笑
もし中断したとしても、それだけ自分の体が「健康状態ではない」ということをしっかり受け止めていただく必要はあるかと思います。それに気づけただけでもファスティングに取り組んだ意味はあるのではないでしょうか!
まとめ
ファスティング中に起こる好転反応は、まず正しく認識していただくことが大切です!
無闇に体調不良として考えてはいけません。
最低限の知識をもっていただき、体に起こる症状と慌てずにしっかり向き合うこと。
それがファスティング成功の鍵となります!
もし重度の好転反応が起こったとしても、日頃の不摂生だと真摯に受け止め、その後の生活習慣にプラスの変化を及ぼしていただけると幸いです。
みなさまにとって、より快適なファスティングライフとなられますことを心から祈っています。