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ファスティングはリバウンドする!?

ダイエットや減量目的で、ファスティングに取り組もうと考える方もおられるでしょう。

そんな時、特に気になるのがリバウンド。

頑張って減量しても、体重が一気に戻ってしまうのではないか…😢

そんな不安は誰しもが抱えておられるかもしれません。

でもそれは単に、体のメカニズムや構造を理解していないだけ。

しっかり理解することで、不安は解消されるでしょう。

安心してファスティングや減量に取り組んでいただくために、リバウンドのメカニズムについて切り込んでいきましょう。

目次

リバウンドとは?

リバウンドは、直訳すると“跳ね返り”という意味です。
みなさんにも馴染みのあるバスケットボールでもよく使われる言葉ですね。
ボールが、残念ながらネットに入らずリングやボードにあたって跳ね返ってくることです。
そんなことを語源において、ファスティングや減量の場合では、“減量前の体重に戻ってしまう”という意味合いで使われています。

痩せるメカニズム

まず前提条件として、「短期間で落とした体重は、必ず戻る」と思っていただくくらいでちょうど良いでしょう。

人は何か特別なことをしなくとも、生命維持活動を行っているだけで確実にカロリーを消費します。
基本的には消費カロリーよりも摂取カロリーが下回っていると、痩せやすい状態にあり、太ることはありません。
もちろんカロリーだけが要因ではありませんが。

ファスティング(断食)では、基本的に3日間は確実に固形物を排除した生活を送ります。
断食期間中、摂取カロリーがほとんどなくなるために、体は体内にある脂肪や筋肉からエネルギーに転換し捻出していくわけです。
これが単純な痩せるメカニズムです。

食べ始めるというのは、空っぽの胃にあらためて固形物をいれていくわけですから、断食期間中に比べると少しですが確実に体重は増えます。
断食期間で3kg落ちたとしても、回復食期間で食べ始めるだけで簡単に1kgくらいは戻ってしまうものなのです。
ただしこれをリバウンドと捉える必要はありません。
何も摂ってない期間を中断し、摂取し始めたことで当然起こることなのです。
まず、このような前提をしっかり理解したうえで、再度リバウンドをどう防いでいくべきかを考えていきましょう!

リバウンドが起こる仕組み

リバウンドの具体的な要因としては主に2種類あります。

①恒常性の影響

人間の体にはもともと「恒常性」という機能が備わっています。
恒常性とは、健康を維持するために体に起こった変化を元に戻そうとする働きです。
生じた変化を打ち消す作用ともいえます。
この働きを知っているのとそうでないのでは、感じ方や取り組み方に大きな違いがでてきますよね。

②断食後は吸収力が高まる

特にファスティング(断食)を何日も続けた場合、元気になった胃は非常に吸収力が高い状態になっています。
だから普段よりも、食べたものによる影響が出やすい状態にあるのです。

ファスティング前の胃は、食べ物が入ってくるだけで毎日休まず働き続けているわけですから、当然疲弊しています。
そんな状態の胃は、まるで使い古されたスポンジと同じような状態です。
それがファスティングによって十分な休息を与えられると、新品のスポンジに入れ替わったような状態になります。
新品のスポンジは、少し水を染み込ませただけでも一瞬で吸収しますよね!
まさしくそんな状態の胃に変わっていることも、リバウンドの1つの要因として考えられるわけです。

リバウンドを防ぐポイントは?

ここまでの話で、多少なりとも体重が戻ってしまうメカニズムはご理解いただけたかと思います。
少々の増量はリバウンドではなく、当たり前のことだということです。

大切なのは、断食後に-3kgになったところから+3kgに戻してしまわないことではないでしょう。
もしくはそれ以上に体重を増やしかねないこと、これが最も避けたいリバウンドですよね。
ここで一番気を配らないといけないのが、ファスティング後や減量後に食べ始めるものとその考え方です。

適切な回復食を過ごそう

前述したように、断食後は吸収力が普段の何倍にも高くなってるわけですから、
・高GI食品
・脂っこいもの
・動物性のもの
・白い精製食品
などは避けなければなりません。
リバウンドに繋がるだけではなく、健康被害としてのリスクもありますから大変重要となってくるわけです。

予定通り回復食期間が終わったとしても、いきなり通常食に戻すのは大変危険です。
緩やかに少しずつ戻していくのが大切です。

長期的に緩やかな下降グラフを目指せ!

冒頭でお話したバスケットボールでのリバウンド状態を少し思い浮かべてみてください。
跳ね返り方というのは投げた強さに比例しますよね。
単純な話、強く投げたボールは強く跳ね返ります。
ということはつまり、あまりにも急激な減量は急激な増量に繋がりかねないのです。

ダイエットや減量はしっかりと長期的な目線で考え、緩やかな下降グラフを目指すのが理想です。

急激な減量に取り組んだとしても、食べ始めから通常食に戻すときに丁寧に緩やかに戻していくことが大切なのです。
ボールの跳ね返りに比べると、その辺は十分にコントロールの余地があるわけです。

ファスティングの正しい捉え方

ファスティングで大切なのは、その瞬間に痩せることではなく、“痩せやすい体を徐々につくる”ことです。

過剰な高望みは、失望や落胆に繋がります。
あなたの体は何十年とかけて今の様相を呈しています。
それがほんの少しダイエットやファスティングに取り組んだくらいで、いきなり望み通りになると期待しすぎるのはあまりにも都合が良すぎます。

「今すぐ理想体重にならなければ!」と、焦りを抱く必要はありません。
中長期的に見て、しっかりと計画を立てることの方が大切なのではないでしょうか。
正しい計画や目標設定が、まず今日踏み出す正しい一歩に繋がるのです。

ファスティングにおいても何度も何度も繰り返すことで、ごく自然に体が痩せやすくなるものなのです。

まとめ

いかがでしたか?
基本的には多少の体重の増減はリバウンドというのではなく、体のメカニズム上起こり得るものなのです。
気をつけなければならないのは、“減量後にどのような食生活を送るか”です。
体と食べ物に対して正しい知識を持ち、長期的な目線で緩やかな下降グラフを目指すことが大切です。
ファスティングやダイエット、減量に取り組む際に是非参考にしてみてください!!

 Written by higashi itsuki(東 樹)
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