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“デトックス”の正しい考え方

肉体や心の健康を保つために、非常に大切なのが“デトックス”

いわゆる排毒作用のことです。

栄養を摂取することは、健康維持には欠かせません。

しかしながら、入れっぱなしの状態だけでは真に健康とはなかなかいえないのです。

デトックスに対しての正しい考え方を身につけることは、健康維持において不可欠な要素。

今回は、デトックスについて深堀していきましょう。

目次

デトックスの意味

デトックスとは、排毒や解毒のこと。
体内に溜まっている有害物や毒素を外に排出することの意味合いや、健康法の1つとしてデトックスという言葉が用いられいます。

健康を考える際に、基本的には何かを入れるだとか、栄養を摂取するという視点についつい目がいきがちかと思います。
もちろん栄養を摂ることは当然といえますが、その順番に問題があります。
まずは余計なものをしっかり排除することです!それだけでも十分に病気や健康被害は防げるのです。
出すことも入れることも大切ではありますが、まず優先すべきは“出すこと”なのです。

必ず「出すこと」を優先に

基本的な考え方ですが、出すことと入れることは、必ず「出すこと」が優先となります。
“出入口”という言葉を一つとっても“出”の方が前にきていますよね。

エレベーターや電車などを思い返してみてください。
必ず降りる人、出ていく人が優先ですよね。
特に出入口が1つの場合、たいていの物事はほとんどがそういう構造になっているのです。
引越しの場合もそうです。
必ず退去や荷物を出すのが先ですよね。
そんなの当たり前だろう!と思われるかもしれません。
でもその当たり前の認識が、健康維持においても同じように必要だということなのです。

どうして「出すこと」が優先なのでしょう?
答えは簡単ですよね。入れることを逆にしてしまうと出すことができないし、入らなくなるからです。
正しくは無理矢理に入れることができたとしても、それが正常に機能しない状態となってしまうことでしょう。
どのみち、出すことを優先するだけで、入れることがスムーズで簡単になることはお分かりいただけるはずです。
まさしく色んな物事においても1つの原則として考えるべきなのです。

健康管理はデトックスから

人間の体に、前述した考えを当てはめてみましょう。
人間の場合、出入口は別々となっています。
食べたものは口から入ってきます。出るときは基本的に汗、尿、便として排泄されます。
出入口は違えど、正しく排泄や排毒が行われていないと毒素や有害物が溜まり続けます。
それが単純に健康被害に繋がってしまうことは、想像に容易いでしょう。

デトックスというのは、特別に何かをしないといけないのではありません。
健康的で体の機能が正常に働いていれば、肝臓や腎臓が問題なく毒素を排出してくれています。
ただし、“健康であれば”という条件付き。
不健康な場合、体の持つ機能が正常に機能しないためデトックスが正しく行われなくなってしまうのです。

便秘は万病の元

みなさんにとって健康状態をはかるために、身近で分かり易いのが「便秘」です。
そして「便秘は万病の元」という言葉も、少なからず耳にされたことがあるのではありませんか。
便を溜め込んで排出が正しく出来ていないというのは、単純に毒素や有害物を長い間体に留めている状態です。
考えただけでもゾッとしませんか…。

汗や尿を排出するときにも、もちろん毒素や有害物は含まれています。
しかし全体のデトックスの7割以上を担っているのが「便」なのです。
サウナでたくさん汗をかいたとしても、ほとんどそれはデトックスにはなっていません。
単に水分が外にたくさん出てると思ってもらう方が適切です。
人間のデトックスのほとんどは「便」が担っているのです。

便秘の定義

「3日以上便通がないこと」と基本的には定義づけされていますが、明確なものではありません。
3日便通がなくても、3日おきに良い便通があればそれは便秘とはいえませんし、毎日便通がある人でも違和感や便の残存感を伴っていればそれは便秘ともいえるのです。
基準として捉えるべきは自分が感じる「スッキリ感」です。
当然、人それぞれによりかなり違いがあるということです。
ちなみに僕の1日は、便通から始まります。
朝だけで2~3回はトイレにいきますし、それが終わらないと1日が気持ち良く始まらないほど大切なルーティンとなっています。

便秘の原因と解消法

便秘の原因は大きく2種類あります。
①急性便秘
旅行や転勤、急激なダイエットなど生活環境の急激な変化から起こる一時的なもの
②慢性便秘
運動不足、ストレス、偏った食生活、水分不足、生活習慣の乱れから起こる長期的なもの

原因がとちらにせよ、便秘を解消するには、とにかく腸の機能を活性化(正常化)させることが非常に大切です。
腸がしっかり働けていないと、機能低下に繋がり排便が促せないこと、さらには病気を誘発し肌荒れにも繋がります。
何歩譲っても圧倒的に最悪です。
元気な腸にするためには、まず食生活の改善や精神的な負担を減らすことも欠かせません。
腸の免疫を下げてしまうと体全体の免疫低下に繋がってしまうのです。

ファスティングのデトックス効果

便秘を解消する方法として、「ファスティング」はうってつけです。
腸の休息に取り組めることもさることながら、一定期間以上の断食は解毒作用にも繋がります。
冒頭でもお話しましたが、入れるよりもまず“出すこと”を優先的に行うことが健康維持の正しい順序と考え方といえるでしょう。
もちろんファスティングといっても、正しく行わなければ意味がありません。
しっかりとした指導やカウンセリングを受けた上で行ってください!

まとめ

今回特にお伝えしたかったのは、まず「出すこと」を優先で考えてもらいたいということです。
もちろん、しっかりと健康管理をされている方はデトックスの機能低下や問題は起きませんから問題ないでしょう。
でもそうでない方は特に考え方から見つめ直していけると良いですね。
栄養を取ること、つまり入れることに先に目がいきがちですが、順番は逆です。
とにかくしっかり出すことから、考えていきましょう。
それこそが、健康の土台作りに繋がるのです。

 Written by higashi itsuki(東 樹)
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