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目次

• ○  自分にとっての事実は、自分の経験なしでは語れない
• ○  “たった1度”で効果があると思うな
• ○  繰り返してこそ得られる効果がある
• ・体質改善
• ・デトックス
• ○  ファスティングの理想回数は？
• ○  ファスティングは習慣化すべき
• ○  繰り返すと感じ方が変わる
• ○  まとめ

自分にとっての事実は、自分の経験なしでは語れない

「ファスティングや断食が一体どれくらいの効果があるか？」という問いに、
僕なら「様々な効果や改善が期待できるが、それは人によりマチマチでしょう」と答えるしかありません。

そんな曖昧な答えなんて…と思われるかもしれませんが、これこそが事実なのです。

まず誰かと同じようにとか、見聞きした通りになんてことは起き得ないのです。
僕たち人間は、“人間”というカテゴリーにおいては一括りでも、それぞれ個人差があります。
“ファスティングに取り組む”という1つのパターン化された行動でも、いつ、どんな時に取り組んだかでも結果には相当な違いが出てきます。
さらには、性別・年齢・普段の生活習慣・根本的な体質など圧倒的な違いがあるために、誰もが同時に同一の効果を得ることは不可能なのです。

楽しんで前向きに取り組む人もいれば、人生を変えようと思って取り組む人もいる。
一方では、なんとなく取り組む人、嫌々取り組む人もいるかもしれません。

それだけでなく、ファスティングや体に関する知識量の差も存在します。

そういった要素を全て考えると、どう考えても人による“個人差があって当たり前”なのです。
他人との比較も不可能ということです。

あなた自身で経験する以外に、“あなたにとっての事実”は存在しないのです。

“たった1度”で効果があると思うな

ただでさえ、人体は神秘的でまだまだ謎に包まれています。
僕らの知る由もない活動を僕らのためにたくさん行ってくれています。
そういう前提から考えても、ファスティングは非常に奥深い世界であり、たった1度であなたが望むような成果が得られるとも限らないのです。

仕事に置き換えても同じようなことがいえます。
新入社員1か月目で、その仕事や会社に関することがどれくらい理解出来るでしょうか。
果たして1か月で上司や周りのスタッフと気心が知れ、良い人間関係を作れるでしょうか。
物事の大半は、半年、1年、3年という年月や繰り返し行われる中で、やっとその全体像を理解し始めるわけです。

ファスティングを通して本当に健康を手に入れたいと思うのなら、“何度も取り組むこと”が非常に重要となってくるのです。

繰り返してこそ得られる効果がある

僕たち人間は、気付かぬうちに“習慣”の中で生きています。
だからこそ、「繰り返すこと」に意味があるのです。

体質改善

1度のファスティングでなかなか得られない効果を挙げるとするなら、それは「体質改善」です。
人生は本当に長い航海のようなもの。
もちろん1度のファスティングでも、改善する方向へ舵を切り始めることはできます。
でも、長年の生活習慣で培ってきたその体質を、たった1週間やそこらで改善できるわけがないのです。

ファスティングには様々な炎症を抑える効果もありますが、それもその炎症の度合いによって変わってきます。
炎症にも軽度なものから重度なものまでありますから、1度のファスティングですべてが解決できるというのは物理的に考えにくいのです。

デトックス

「デトックス」も、一時的なものではなく繰り返すことが大切です。
ファスティングが終わり、通常生活に戻るとまた毒素は溜まります。
もちろん、ファスティングを通して通常生活での食事に大きく変化をもたらせる方も中にはいるでしょう。
ストイックな方なら問題ないかもしれませんが、一般的にはそうでない方が多いはず。

初めてファスティングに取り組む場合は、過度な期待はしない方が良いかもしれませんね。
前述した通り、人の体は様々なので、得られる効果や結果も様々なのです。

ファスティングの理想回数は？

20代半ば以上で、今まで食事や健康に気を配ってこなかった方は「月に1回ペースで3カ月～6カ月」ほど取り組むのが良いでしょう。
6カ月という目安は人間の細胞の入れ替わりの期間と関係があるためです。

髪の毛なら3カ月～4カ月、胃腸なら2日～3日というように場所によって様々ですが、総合的には約200日ごとに体の細胞は入れ替わっていっています。

その細胞の入れ替わりの期間中、ファスティングに断続的に取り組むと、非常に効果が高いというわけです。
そして、痩せやすい体作りを目指すうえでも非常に有効的だといえます。

その後も、年間で3回～4回くらい取り組めると理想的です。
定期的に体をリセットし、排毒機能や免疫系統にも良い影響を断続的に与えることができます。

ファスティングは習慣化すべき

ファスティングは身構えて一時的にやるものではなく、生活の一部として習慣化するのが一番です。
これでこそ、真の病気知らずといえるでしょう。
例え、年に4回取り組んだとしても、本当に何も食べない期間は365日のうちたったの12日だけなんです。

たったそれだけでファスティングの本来持つ効果を存分に得られ、未来に健康を残すことができるというのは、素晴らしいことではないでしょうか！

僕は健康寿命を全うし、食べたい物をいつまでも食べていられるようなそんな自由な人生を心から望んでいます。

繰り返すと感じ方が変わる

スルメを何度も噛むと味わいが深くなるように、何度も繰り返すことでファスティングの味わいそのものも変わってきます。
1度目よりも、2度目、3度目となると徐々に辛さは薄らぎ、快適にもなってくるのです。
1度目では五感の発達や、体の変化を楽しむ余裕はありません。取り組むだけで精一杯になってしまうのです。
慣れてくることによって、世界観はドンドン変化していきます。

僕は今まで色んな形でファスティングに取り組んできました。
ずっと続けていられるのは“ファスティングを楽しもうとする気持ち”があるからです。

嫌々取り組んでも苦痛にしかならず、効果も薄れます。
どうせ取り組むのなら、「前向きに自分を変えよう！」と思って取り組んだ方がどう考えても楽しいに決まってるじゃないですか！

まとめ

とにかくファスティングは奥深い世界であり、たった1度の取り組みでは理解すらできません。
ファスティングの効果や恩恵も繰り返すことでこそ、得られるものがたくさんあります。

何度も何度も繰り返し自分で実践し、その経験の中でしか事実を作ることは出来ないのです。
でもその事実はあなたにとって財産となり、自分の周りの人にも影響を与え、より良い人生へと必ず導いてくれるのです。

是非ファスティングを習慣化していきましょう！

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