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「1日3食」は果たして本当に規則正しいのか?

基本的な栄養学では、昔から「規則正しく1日3食食べなさい」という教えが根付いています。
でもこれって、果たして本当に正しいのでしょうか?

現代での病気は、ほとんどが食べ物によるもの。
昔にはなかった、現代ならではといえる病気がたくさん存在し、それに苦しむ方もたくさんおられるのではないでしょうか。

時代の変化に伴い、日常の食べ物の質と量も大きく変化してきました。
そんな時代背景を踏まえたうえで、「1日3食」が本当に現代人にとって必要なのか。
過去にあった正しさが今でもまだ正しいと言えるのか。

現存するパラダイムを大きくシフトさせることが、病気の根絶に近づくのではないか。
“現代食の在り方”について深く切り込んでいきます!

目次

時代変化と共に「食」も大きく変化している

僕らが生きる現代は、いつでもどこでも、ある程度は自由に食べ物が食べられる時代になりました。
飢餓がなくなり、情報化社会としてもドンドン発展し、非常に恵まれた豊かな世界に生かされています。
それは紛れもなく本当に有難いことだと思います。
でも、その背景で昔にはなかった病気がたくさん増えてきたことも事実です😭

現代病の原因はほとんどが「食べ物」

100年ほど前は、ガンになる人の割合は約3%(36人に1人)でした。
それが現代では、約66%(3人に2人)の人がガンになっています。
さらに、ガンが原因で死ぬ人は、約33%(3人に1人)といわれています。
6人家族だとしたら4人はガンになり、そのうち2人はガンで死ぬ。そんな時代になってしまったのです。

現代病の原因のほとんどが、まさしく「食べ物」なのです。
時代変化と共に、食べ物の質と量が大きく変化してしまったのです。
でもそれが良い変化ではなかったということ。
そして人は食べたもの、口にしたものが要因となり、病気にも健康にもなれるということなのです。
まずはその事実をしっかりと受け止めなければなりません。

時代が変わっても、体は狩猟民族時代のまま

僕ら人間の体のメカニズムは、長かった狩猟民族時代を生き抜くために、生命を全うできるように進化してきました。
今のようなデジタル社会は、約250万年の人類史を総合的に見ても、その中のほんの100年にも満たないのです。
だから現代を生きている僕たちですら、体は狩猟民族のままと思ってもらった方が正しいのです。

脂肪って何のためにあるの?

例えば「脂肪」というものを1つ抜き取ってみましょう。
脂肪が何のために存在しているかご存知ですか?

狩猟民族時代は、現代のように食べ物は充実していませんでしたよね。
「明日食べるものがない…」なんてことも日常茶飯事だったのです。
でも、僕ら人間は1日でも多く生き延びて、子孫を繁栄しなければなりません。

だからたとえ何日も食べられない期間があったとしても、脂肪を燃やしエネルギーに変えられるようになっているのです。
すなわち「脂肪はエネルギー源を貯金しておくシステム」のようなもの。
飢餓があっても、出来るだけ命を永らえさせるようなメカニズムになっているのです。

ランナーズハイってどうして起こるの?

わかりやすいところでもう1つ。
「ランナーズハイ」という言葉はご存知でしょうか?

マラソン選手などが長距離を走るときに、体に起こるハイな状態のことです。
継続的な運動中に引き起こされる多幸感。
疲労してもなお走り続けられる、いわばポジティブモードのことです。
「あと少しで、獲物が手に入るのに…」という場面でも、へこたれずに走り続けられるように進化し、備わった機能の1つなのです。

このように、僕らの体は狩猟民族時代を生き抜くために進化を遂げてきましたが、
今でもなお、”その体のまま現代を生きている”ということなのです!

「飢餓」が健康へ導く!

人体は数日程度なら、食べ物(エネルギー)を摂らなくても、体内で「脂肪」を燃やすことでエネルギーに変換してくれます。
ですから元気に生活できるようになっているのです。

そして、軽度の飢餓状態に陥ることで、人体が持つ様々な潜在能力が存分に発揮されるのです!
12時間を越える断食は「サーチュイン遺伝子(長寿命遺伝子)」を覚醒させ、
48時間を越えると「アディポネクチン(奇跡のホルモン)」を分泌させます。
さらには、酵素を温存し代謝酵素を活性化させたりと、命を永らえさすと共に健康を促進してくれるというわけなのです。

それを現代版として意図的に期間を設けてるのが、ファスティングとなるわけですね。

「1日3食」は必要か否か

時代背景や体の潜在能力から考えると、やはり過食気味な人が多いのではないかと僕自身には映ります。

僕はファスティングを始めて、自然に「朝食抜きの1日1食から1.5食の生活」で充分満たされるようになりました。
心身ともに病気知らずで、本当に元気な日々を過ごせています。
これはファスティングで意図的に軽度の飢餓を与えたことで、"本当に適切な食事量を体感的に理解した"ということに他ならないのです。

ですから総合的に考えると、1日3食はそもそも過食ではないかと思うわけなのです。

もちろん食べ物の質にもかなり左右されますので、必ずしも1日3食が悪いとも思いません。
スポーツマンやハードワーカーの場合は、特に変わってくると思います。

1食抜くなら、朝食がおすすめ

「朝は排泄の時間」であり、起床後3時間は胃腸も寝ているといわれています。
寝ている状態の胃腸に消化活動をさせることは、単純な負担となり、かつ消化不良の原因ともなってきます。

睡眠中は食事をとっていないので飢餓状態が自然と継続されています。
だから朝食を抜くことが、睡眠をうまく活用することも含めて、ごく自然に飢餓状態を長い時間継続できるということなのです。

朝の体のメカニズムから考えても、やはり1日3食は過食であるといえます。
ですから朝食抜きの1日2食くらいが、健康促進において最も適しているのではないかと結論付けられるわけです。

1日3食が必要なのはオトナではない

それでもどうして1日3食が規則正しいとされてきたのでしょうか?

諸説あるかもしれませんが、子供(幼児)に関しては、複数回食事を行うことで消化器官を発達させることが目的ではないのかと考えられます。
それに加え、子供は代謝量も大人に比べると高く、たくさんの栄養をよりバランスよく摂ることが人体形成において大切なのではないかと思うわけです。

つまり成人以上の方は、基本的に朝食抜きの1日2食(1食)が健康を保つ秘訣です。
(ハードワークや激しい運動が日常化してる方を除いて。)

そして同じ人間でも、年齢、性別、その人のバックグラウンドを考えると「人それぞれ」だということです。
色んな事をご自身で試行錯誤したうえで、”自分にとっての最善を導き出していただくのがベスト”でしょう。

まとめ

いかがでしたか?
「1日3食」が本当に規則正しいのかについて掘り下げてきました。

僕らは現代を生きていますが、それでも体は狩猟民族時代となんら変わりありません。
時代変化と共に「食べ物の質と量」が大きく変化し、過去にはなかった病気が増え続けています。

人は食べたもので出来ていますから、病気の原因もほとんどが食べ物の質と量であるということも事実です。
そして現代の健康維持においては、意図的な軽度の飢餓状態が必要不可欠なのです。

あなたは本当に今、体にとって適切な食事量になっていますか?
これをきっかけに一度日常の食事としっかり向き合ってみてはいかがでしょうか。

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