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ファスティングに向き不向きはあるのか?

「ファスティングにチャレンジしてみよう!」と思い立っても、もちろん初めての方なら色んな不安があるでしょう。

そして「自分にはファスティングは向いてるんだろうか…?」なんて不安になる方もおられるかもしれませんね。

ファスティングに“向き不向き”は存在するのでしょうか?

もし“向き不向き”があるとすれば、一体どんな部分なのでしょうか?

 

ファスティングを正しい解釈で捉えていただくために、生活習慣やタイミングによる“向き不向き”を具体的に説明していきます。

目次

基本的には誰でもOK

かなりざっくりとした言い方をするなら、ファスティングは“一時的に固形物を摂らないだけ”です。
極論的に言えば、たったそれだけ。
ご飯を食べない時間をいつもより少し長めに過ごすだけなのです。

人間という大きな視点で捉えた場合、向き不向きというのは存在しないと考えてもらって大筋は間違っていません。
そもそもたった数時間、数日固形物を摂らないだけで生命活動に支障をきたすようなことは物理的に起こりにくいと考えられます。
人間の体のつくりは狩猟民族時代のまま、ほとんど変わることなく現代を生きているのです。
明日食べるものがない…なんてこともザラにあった時代。
そんな時代を生き抜くために進化してきたわけですから、たった数日の断食の一体何が問題といえるのでしょう。

つまり“基本的には”誰しもがファスティングに取り組めるというわけです。

ファスティングに向いていない人は?

人間なら誰しもがファスティングに取り組めると前述しましたが、あくまでそれは基本的な考え方です。
なかには、物理的に不向きなパターンも存在します。
それぞれに説明していきましょう。

体重が35kg以下の方(あまりにも痩せすぎの方)

数日の断食に取り組むと、個人差はあるといえど確実に体重は減ってしまいます。
いわゆるガリガリな状態になってしまっては、それは健康とはいえません。
35kgというのは1つの目安ではあります。
ただし、これよりも低い状態でさらに減量してしまうと、生命維持活動に何らかの支障をきたしてもおかしくないといえます。
もはや成人以上で35kgという現状ですでに危険だといえます。
この場合、「適正体重」になることが最優先ですね!

激しい肉体労働や、激しい運動を日常的に行わなければならない方

“激しい肉体労働”というのも、正直定義づけが難しいところではあります。
看護師さんや、介護士さんの場合は僕自身がファスティング指導をさせていただきましたが、何も問題なく取り組んでおられました。
それよりも激しい肉体労働の場合は、少し気を付けて取り組まれるのが良いでしょう。
例えば現場作業員の方などの場合です。
ただ、ファスティングをやってはいけないというのではありません。
食べないことで、仕事に支障をきたす可能性が少なからずあるといった具合でしょうか。
もちろんご不安はあるかと思いますので、そういう場合は長期休暇などに取り組んでいただけると良いでしょう。

実際、ボクサーの方が減量目的で断食されているというお話を聞くと、そこまで問題ないのではないかと僕自身は考えます。
ましてやファスティングというのは水だけで過ごすのではなく、酵素ドリンクなど専用のドリンクを飲みます。
固形物以外から栄養を摂取するわけですから、そこまで致命的な影響は出ないかと思うわけです。
専任のカウンセラーの方にしっかりカウンセリングや指導を受けながら、1度試してみるのが良いでしょう。
どうしても辛いと感じたら中断すれば良いだけの話です。
体のリアクションや感じ方は、とにかく人それぞれですからね。
不安な場合は、安心して取り組めるタイミングで実施していただくのがベストでしょう。

授乳中や妊娠中の方

授乳中は、ファスティングを避けていただきたいNo.1のタイミングといえるかもしれません。
なぜなら、3日以上の断食に取り組んだ場合、体内から毒素が排出されてしまいます。
いわゆるデトックス効果のことです。
体外へ排出されるとき、毒素が血管内を通るために母乳にも直接的な影響がでてしまうのです。
だから授乳中は避けていただくにこしたことはありません。
同じく妊娠中に関しても色んな影響が考えられるため、リスクヘッジのために避けていただく方が無難でしょう。
その時に無理にやらなくても、また時期をみてファスティングに取り組むことをオススメします。
むしろ、食べるものにしっかり気を配らなければなりませんね。

成長期の子供

成長期の子供は、ファスティングはあまりオススメできません。
子供の場合はまず、消化器官が未発達なことも多いので小分けにしてたくさん食べることが大切です。
ただし、成長期のため何を食べるか、どれくらい食べるかは非常に気をつけなければなりません。
でも決してやってはいけない理由があるのではなく、年齢や状況、日数などを考慮すれば問題ないでしょう。

薬を服用中の方

薬を服用中の場合はファスティングをやってはいけないというより、ファスティングによる効果が発揮されにくいといえます。
薬というのは自然界に存在しない化学合成物であるために、非常に消化酵素を無駄遣いしてしまいます。
断食の目的は「胃腸を休ませること」にあるのですが、薬を服用すると消化活動を行ってしまうために、酵素を温存することが出来ないのです。
それ以外にもどのような症状が出るかもわからないので、服用中は避けていただく方が良いでしょう。

ただし、どのような薬を何の目的で服用されているかによります。
断食は様々な治癒効果があるにも関わらず、副作用というのは一切ありません。
そして薬や現代医学は、基本的に「対症療法」のため根本的な治療はできません。
思い切って薬の服用を中止し、ファスティングに取り組まれても良いかもしれませんね。

単に、不安がある人?

上記に当てはまらない人でファスティングが向いていない人はいません。
断食に得意、不得意なんてありませんからね。
それでもいるとしたら、それはファスティングが嫌いなだけ、やりたくないだけ。
たった数日、食事に規制すら設けることの出来ない“いくじなし野郎”でしょう。笑

こんな人は特にやるべき!

・痩せにくい
・太りやすい
・体調がすぐれない
・肌荒れが気になる
・疲れやすい
・寝てるのに眠い
・不妊で悩んでいる
・便秘気味
・病院にいかず病気を治したい
・健康寿命を治したい
・腸をキレイにしたい
・免疫力を高めたい

など、いずれか1つに当てはまる方は是非ファスティングに取り組んでいただきたいです。
ファスティングには万病を治す力があり、様々な不調や炎症を抑制してくれるのです。

まとめ

今回はファスティングの向き不向きに関して具体的にお話してきました。
とにかく避けるべきなのは授乳中や妊娠中の方のみです。
それ以外でいうと向いてない、絶対やってはいけない!とも言い切れないのです。

大切なのはとにかく何でも自分で試すことです。
あれやこれやと考える前に、まず実践あるのみ!!
体は人の数だけあるわけですから、自分で試してみた上で自分自身がどう感じるのかが全てなのです。
誰かから見聞きしたことは、誰かの結果であり、あなた自身にとっても同じような結果がでるとは限らないのです。
自分の健康を自分でコントロール出来るようになるためにも、トライ&エラーは必須といえるのではないでしょうか。

 Written by higashi itsuki(東 樹)
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