ファスティングが引き起こす体内革命~断食の時間別効果~
そのなかで断食期間は、3日~5日が推奨されています。最低3日は必須ということです。
「でも、なかなか3日以上の日程を組むのが難しい😂」という方も多いでしょう。
もちろん3日以上の断食期間が、体質改善・デトックス・ダイエットにおいて、より高い効果を得ることができます。
とはいえ、1日や2日だとあまり効果は得られないのか?
ファスティング日数に応じて、その効果は比例関係にあるのか?
そしてその時、体内ではどんな変化が起こっているのか?
ファスティングが引き起こす、まさしく革命とも呼べる体内の変化を、時系列ごとに紐解いていきます!
目次
- ○ ファスティングはどうして1週間が主流なの?
- ・ファスティング「1週間」は最低限必要な期間
- ・断食期間が3日必要なワケ
- ○ 断食の時間別効果
- ・①16時間断食(朝食抜き)の効果
- ・②1日断食
- ・③2日断食
- ・④3日断食
- ・減量効果も?
- ○ 大切なのは目的に合わせて断食期間を選ぶこと
- ○ ファスティングで気をつけたいこと
- ・自己流のファスティングはハイリスク
- ・大事なのは回復食
- ・好転反応にも注意
- ・正しいドリンク選びがファスティング成功へのカギ
- ○ まとめ
ファスティングはどうして1週間が主流なの?
主流なファスティングのプログラムとしては、準備食期間2日、断食期間3日、回復食期間2日の1週間になります。
あくまでこれは一般的なもので、特にファスティング初心者の方に最も取り組みやすいプログラムです。
本来ファスティングに必要な期間としては、準備食期間3日、断食期間5日、回復食期間5日の約2週間です。
このくらいの期間がやはり「最も効果が高い」と考えられていて、僕自身も実感値としてそのように感じています。
ファスティング「1週間」は最低限必要な期間
本来は2週間が望ましいですが、社会人の方や家庭をお持ちの方だと、2週間もの期間、食事に規制を設けることはなかなか現実的ではなく、取り組みにくいと考えられます。
人間にとって「食事」は、単なる"栄養摂取だけ"、"空腹を満たすだけ"のものでもありません。
飲み会や、家族の団欒のコミュニケーションの場として非常に大切な営みの1つでもありますからね。
そういった意味合いを考慮したうえで、それでも最低限必要な期間として1週間のプログラムが導き出され、世に広まってきたのでしょう。
断食期間が3日必要なワケ
1.胃腸の細胞は、約3日で新しい細胞に入れ替わるから
2.断食後48時間以降になると、アディポネクチンの分泌が過剰になるから
3.体内で起こる炎症を抑え、修復作業に要する期間が3日以上であるから
などが考えれます。
一般的にファスティングで得られる恩恵を手にするには、3日の断食期間は必須といえるのです。
断食の時間別効果
ファスティングで得られる恩恵を出来る限り享受したいと考えるのなら、3日以上の断食が必要です。
でもたった1日や2日の断食でも、何も効果がないわけではありません。
忙しい方やなかなか勇気が出ない方には朗報と言えるのではないでしょうか。
そりゃ何もしないことと比べると、“遥かに効果がある”といってもいいくらいなんです!
①16時間断食(朝食抜き)の効果
約12時間以上固形物を摂取しない状態になると、サーチュイン遺伝子(長寿命遺伝子)がスイッチオンされます。
習慣的に感じているような空腹感ではなく、正しい空腹状態を作ることができ、過食防止に繋がります。
②1日断食
短期的ですが、胃腸の休息に繋がります。
個人差はありますが、むくみなども取れ、1kgほどの体重の減量効果も得られます。
③2日断食
固形物を摂取しない状態で、48時間を経過するとアディポネクチンがいつもよりさらに分泌されます。
これは、別名”奇跡のホルモン”の名の通り、素晴らしい効果を引き起こしてくれるのです。
血管壁の修復、血管の拡張、そして血液をサラサラに。
さらには脂肪燃焼を促進し、炎症、動脈硬化、心筋肥大、ガンなどを抑制してくれるのです。
④3日断食
①~③の効果はもちろんのことですが、それに加えて脂肪毒を放出し、デトックスが行われます。
細胞の修復が始まり、腸内環境をリセットし免疫力を高めることが出来るのです。
3日目以降は特に、空腹感も薄れ本当に心地良い状態(ゾーン)に突入していくのです。
恐らくこの頃には、体内で起きていた様々な炎症が改善されていくことでしょう。
減量効果も?
そしてもちろん個人差はありますが、1kg~3kg以上の減量にも繋がります。
ダイエット目線で大切なのは、ファスティングは一時的な減量ではなく、体内をリセットすることで味覚や食事量に対する変化に繋がるということです。
短期的な減量はファスティングの本来の目的ではありません。
長期的な目線で痩せやすく、太りにくい体づくりが大切ですからね。
大切なのは目的に合わせて断食期間を選ぶこと
1日や2日の断食でも効果は得られれます。
それでもやはり3日以上の断食が、体質改善・デトックス・ダイエットの効果を“最大限に”得られるというわけなのです。
なんて素晴らしいことなんでしょうか。
是非とも、病気になる前に、病院に行く前に、一度チャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。
ファスティングで気をつけたいこと
無知は本当に危険です!専門のカウンセラーなどから適切な指導を必ず受けましょう。
自己流のファスティングはハイリスク
ファスティングと一口に言っても独学でやるのは無謀であり、危険です。
病院に行くと診察を受けることから始まりますよね?
ファスティングは予防治療としても扱われています。
ですから、最低限のカウンセリングは必須なのです。
正しい認識で取り組まないと失敗へ繋がりやすく、体調に悪影響がでることも💦
何より、人の体は人の数だけあり、その分個人差があります。そして様々なルールもあり、しっかり守らなければなりませんからね。
大事なのは回復食
ファスティング期間は準備食期間2日、断食期間3日、回復食期間3日をすべて含みます。
みなさん、断食期間についつい目がいきがちですが、特に大切にしなければならないのは「回復食期間」です。
空っぽの胃腸に何を入れるか。
ここを大切にしないと頑張った断食期間がパーになります。
好転反応にも注意
デトックス状態になると、体調不良のような症状が何かしら起こります。
正しい知識と解釈でしっかり対処しなければなりません。
正しいドリンク選びがファスティング成功へのカギ
ファスティングの断食期間は、水と専用ドリンクのみの生活となります。
どんなドリンクでどんな栄養摂取をするのかで、ファスティングの効果や快適さに多大な影響があるのです!
健康食品だからといって、すべてが本当に体に良いわけではないのも事実…。
自分自身でしっかりと判断することが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
断食期間は十数時間、1日~2日でもそれに応じた効果がしっかりと得られます。
そのなかで3日がどうして主流とされるのかについてお話してきました。
それは、出来るだけ‟3日以上の断食に取り組んでいただきたい”からなのです。
ファスティング中、体内ではまさしく「革命」といえるような奇跡的なことが起こっているのです。
たった数日間食べないだけで、こんなにも素晴らしい恩恵が享受できる。
これ以上のコストパフォーマンスは他になかなかないでしょう。
忙しい日々の中でも、たまにはしっかりと体と向き合って体質改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?
Written by higashi itsuki(東 樹)